ドージコイン、13.5%下落|競合ミームコイン登場の影響か

研究室で実験をする芝犬博士と猫の幽霊

ドージコイン(DOGE)は24日、過去1週間で13.5%。

ドージコインは、ドナルド・トランプ政権の誕生により価格上昇が期待されていた暗号資産(仮想通貨)の1つである。特に、大統領令によって新設が予定される政府効率化省(DOGE省)のトップに就任するイーロン・マスク氏の影響力が、ドージコインの過去最高値更新への期待を高めていた。

しかし、就任式直前の18日に発表されたトランプ大統領自身のミームコイン「トランプコイン(TRUMP)」の登場が、ドージコインの価格下落に影響を及ぼした可能性がある。市場では、この新たな銘柄が投資家の注目を集めたことで、ドージコインから資金が流出したとの見方が広がっている。

TRUMPトークン誕生でドージコインが急落

TRUMPトークンは、トランプ大統領自らが公開し、支持者への参加を呼びかけたことで、ローンチ直後に急騰。ピーク時にはローンチ価格の約350倍に達し、ミームコイン市場でドージコインに次ぐ時価総額2位に急浮上するほどの注目を集めた。

一方、新トランプ政権の発足を控え期待感から上昇基調にあったドージコインは、TRUMPトークン誕生の18日を境に下落に転じた。

現在、価格は20日のピーク時から7.6%下落している。

ただし、この下落傾向はドージコインだけにとどまらず、ビットコインを含む仮想通貨市場全体で停滞が続いているのが現状だ。

その背景には、20日に行われたトランプ大統領の就任演説で仮想通貨政策への具体的な言及がなく、市場関係者の期待を裏切ったことによる失望売りが影響している。

市場全体が足踏み状態の中、2024年11月21日にローンチされた新しい猫系ミームコイン「キャットスラップ(SLAP)」は24日、現在の市場に逆行するかのように数時間で7.4%。

猫系ミームコインが新トレンドを形成か

2024年のミームコイン市場は、ドージコインやシバイヌ(SHIB)を中心とした犬系ミームコインが牽引し、飛躍的な成長を遂げた。その結果、現在のミームコイン市場ランキングでは、トップ10銘柄のうち5つが犬をモチーフとしたプロジェクトで占められている。
しかし、2025年にはその勢力図が塗り替えられる可能性がある。犬の天敵である猫をモチーフとしたミームコインが急成長を見せ、新たなトレンドを形成しつつあるのだ。

代表的な猫系ミームコインであるモグコイン(MOG)やポップキャット(POPCAT)は、過去1年間でそれぞれ約3000%の成長率を記録。これは、ドージコインやシバイヌ、ペペコイン(PEPE)といった主要銘柄を大きく上回る成長率だ。

本稿執筆時点において急騰が確認されたキャットスラップは、急成長を続ける猫系ミームコインセクターの追い風を受け、トランプコインのように今後トップミームコインに急浮上する可能性がある新興銘柄だ。

実際、キャットスラップはローンチからわずか2週間で、世界第10位の仮想通貨取引所「MEXC」への上場を果たした。

MEXCはこれまでに、将来有望な新興銘柄を早期に上場させ、その後の市場成長を後押ししてきた実績がある。ポップキャットの成功もその一例であり、キャットスラップも同様の成長を辿る可能性がある。現在見られている急騰は、その兆候かもしれない。

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